多摩グリーンボランティア森木会
 
  多摩市みどりづくり市民協働体制の実践。多摩市の緑を守り、人と自然が共生するまちづくりをすすめ、良好な生態系を次世代に引き継ぐ
  活動をおこなっています。
 

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 多摩市立グリーンライブセンターオープニングセレモニー開催!

 
 
多摩市立グリーンライブセンターは、みどりのパートナーシップの推進を目指し、多摩市、恵泉女学園大学、多摩市グリーンボランティア連絡会の三者一体による体制に生まれ変わり、オープニングセレモニーが行われました。
 
日 時:平成23年4月29日(祝)
 
場 所:多摩市立グリーンライブセンター
 
セレモニー(挨拶):多摩市、恵泉女学園大学、多摩市グリーンボランティア連絡会の三者の代表の方々に御挨拶をいただきました。
 
  阿部裕行 多摩市長
 
 東日本大震災で被災された方々にお悔やみを申し上げます。多摩市でも被災地から約120人の方々が多摩市にも避難されています。引き続き支援をおこなっていきます。
 
 さて多摩市立グリーンライブセンター(以下、グリーンライブセンター)は平成2年4月29日に設立され、まさに今日が設立の日です。当時はバブルの時代であり、とても立派な建物ができました。多摩市の「みどりの中で快適なまちづくり」というスローガンでグリーンライブセンターが開業しました。グリーンライブセンターは多摩市だけではなく、多摩ニュータウンである稲城や町田、八王子全域の表玄関口として、ここに集う市民の皆さんが憩い、豊かなまちづくりを進めていこうという拠点として誕生しました。
 
 この21年間に、約72万1千人の来場者があり、年平均では多い年で約5万5百55人、少ない年でも2万3千30人の方が来場されました。多摩市民だけでなく、多くの方々がこの施設を利用してみどり豊かなまちを共につくっていこうと、いろいろな講座にも参加していただきました。講座の累計数は4千4百92件、約7万9千人の方が参加されています。みどりの相談所の相談件数は累計で6万9千件に及んでいます。
 
 このような実績を残したグリーンライブセンターは、平成23年4月1日から、恵泉女学園大学と多摩市グリーンボランティア連絡会の皆様方と三者によって、維持していただきながら、これから先も、「みどり豊かで快適なまちづくり」を進めていき、さらに発展していこうという日を今日迎えられ、私自身すごくホッとしています。このすばらしい財産を恵泉女学園大学と多摩市グリーンボランティア連絡会の方々と一緒に充実させていきたいと思います。
 

 
  木村利人 恵泉女学園大学学長
 
 恵泉女学園大学は1988年に初めて多摩の地域にできた大学であります。大学理念の一つである「園芸」について、いろいろな形でいろいろな方々が活動してきました。社会人講座などもやっております。今回グリーンライブセンターが新しくスタートするということで、大変にうれしく思っております。恵泉女学園大学全体でこのプログラムを支えていこうと思います。
 
 恵泉女学園大学と多摩市と多摩市グリーンボランティア連絡会という三者で事業をおこなうことは、国際的にもユニークな試みであり、市民の方々の参加と共に、地域のみどりや豊富な人材を生かして盛り上げていきたいと思います。また恵泉女学園大学大学院の「地球大学」も多摩市と共同でおこないますので、そちらにもご参加ください。この後のガン哲学の樋野先生の講演会もよろしくお願いいたします。
 
 恵泉女学園大学は「聖書」「国際」「園芸」の三つの柱が建学の理念であり、これから市民の皆さまと一緒やっていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 

 
  
川添修 多摩市グリーンボランティア連絡会代表
 
 グリーンライブセンターが建設されてから21年がたちました。21年たった今、グリーンライブセンターの行く末を案じた市民が集まり、市民としてグリーンライブセンターの運営に、どのような役割を担えるのかを、話し合ってきました。
 
 この話合いの中で、「みどり」だけではなく、「みどりとみず」の保全に関わる活動をしている団体に対して、多摩市のみどりと環境課と協力して呼びかけを行い、集まっていただいた団体は13団体となり、今年の2月に「多摩市グリーンボランティア連絡会」を結成し3月には多摩市と契約いたしました。延べ500人を超える方々に参加していただいております。「多摩グリーンボランティア森木会」だけでも、多摩市内8カ所で活動しており、年間延べ人数で約2千人の市民が、みどりの保全に関わっています。
 
 また、4月1日には恵泉女学園大学と多摩市と三者で「連携推進協議会」が発足いたしました。そして21年目の誕生日である今日、オープニングセレモニーを開催することができました。運営に関しましては、事務局長や事務局員を配置して進めておりますが、初めての試みでまだ分からないことも多くあります。ここにお集まりの皆さまの御協力と御指導をよろしくお願い申し上げます。
 

 
講演会:「恵泉 がん哲学外来 in 多摩メディカル・カフェ」
講 師:樋野興夫 順天堂大学医学部教授・恵泉女学園理事
 
 
 
 「がん哲学」 …「がん学」は「がん」に関しての学問で、「形態」「起源」「進展」などを追求する学問であり、がん研究者が「がん」をどのように考えるかは、とても大切なことです。「がん」とは「がん」と宣告されたら、どんな地位や名誉のある人も、かなしくて寂しくてあわれな人間になり、「がん」という概念が自分の世界観や人生観、ひいては日常の決断や行動をも、時には決定するからです。
 
 「がん哲学外来」は、がん患者本人や患者の家族など様々な立場の人が相談にきています。つきつめていくと、病気そのものよりも、医師や周囲の人との人間関係や、自分の気持ちについての相談を多く扱っていおります。生活のことや精神的や部分まで相談できる場所は、他にあまりありません。穏やかな気持ちの中で専門家に話を聞いてもらい、相談者はいろいろと気持ちが楽になったり、話しているうちに気づくことがあったり、ということがあります。お茶を飲みながら、家族の問題や仕事の問題など、お気軽になんでも相談することができます。
 
 「がん細胞」とは、不良少女・不良少年のようなものです。自分の家に不良少年ができたらどうしますか?殺しますか? … いいえ、いかに立ち直らせるか、不良息子を直すにはどうしたら良いか、いかに「がん細胞」を正常な本来の意義と役割に立ち直らせるか、直すかを学問的に科学的にやるとがんの治療方法がわかってきます。がんの治療を病院任せにするのではなく、病気になったとき、自分らしく生き、医療を受けたいという考えのもとに「がん哲学外来」が広まっています。
 
 日本人の2人に1人ががんになる時代でありながら、がんとのより良い共存のあり方について、正面からの取組み活動はまだ少ないようです。がんになっても最後まで患者さんが主体性を持ち続けることの大切さと、そのために必要な意識のあり方を探し続けています。
 

 
講習会:「春まき一年草の種まきと育て方」
講 師:樋口幸男 恵泉女学園大学准教授
 
 
 
 
 

 
植物観察会:「春らんまんの多摩」
講 師:柴田素子
 
 
 

 
会場受付風景
 
 
 
来場者の皆様には、ポット植えのどんぐりやバジルなどの種をプレゼントしました。どんぐりの苗は育てて植樹会にて雑木林に植えましょう。
 
 
 
グリーンライブセンター正面入口
 
 
 
恵泉オーガニックカフェ看板
 
 
 
 

 
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