多摩グリーンボランティア森木会
 
  多摩市みどりづくり市民協働体制の実践。多摩市の緑を守り、人と自然が共生するまちづくりをすすめ、良好な生態系を次世代に引き継ぐ
  活動をおこなっています。
 

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 [初級講座] 山初めの神事、高木伐採

 
 
1.山初めの神事
 
 (1)御幣を作成(グリーンライブセンター内にて作成)
 
 (2)多摩中央公園 中1地区に移動
 
 (3)準備:御幣、縄、竹(150cm程度)、月桂樹の葉等、日本酒、塩
 
 (4)手順:
  (ア)神事道具一式を準備し、神前に自分が使用している道具を奉ります
  (イ)ヘルメット、手袋ははずしましょう
  (ウ)2礼3拍1礼
 
 ※神事ですが、あくまでも安全祈願が目的であり宗教的な意味はありません
 
    (多摩中央公園にて)
 
2.高木伐採
 
 (1)準備:ラダー、ロープ、滑車、のこぎり、チルホール、チェーンソー
 
 (2)伐採した高木:コナラ、クヌギ、クリなど、樹高12、13メートル、樹齢38年
  〜40年
 
 (3)注意事項:ヘルメットを必ず着用すること
 
 (4)手順:
  (ア)伐木方向を決める
  (イ)その方向へ倒れるようにラダー(梯子)を使用してロープを上方へかける
 
    (多摩中央公園にて)
  (エ)ロープを引く方向へ滑車の取付け
  (オ)受け口をのこぎりで切る。斜め45度と水平に切る(三角切り)
 
  ※受け口が深いときは倒木の危険もあるため安全な場所に避難誘導を開始
 
    (多摩中央公園にて)
  (カ)周囲の安全を確認する
  (キ)負い口をのこぎりで切る
 
    (多摩中央公園にて)
  (ク)ツルを残して切る、ツルは一気に切らないこと
  (ケ)ツルが切れた音がしたら作業を中断 → ロープを使って倒木を誘導する
  (コ)倒木後、切り口をチェーンソーで水平に切る
  (サ)伐木終了(倒木切断、枝木伐採)
  (シ)補足    
   ※切り口を水平に切って菌が入らないようにする → リグニンがぬけるとキ
    ノコができ易い
   ※1年立つとヒコバエがいっぱいでる → 腐りやすい時期なので注意が必要
   ※伐木しても萌芽更新するかどうかは分からない。木の力や環境要素が関係
    する
   ※針葉樹林 →ほっといて大丈夫、伐木必要ない、落葉樹・広葉樹 →伐木、
    伐採が必要
 
3.倒木切断
 (1)準備:ハクボク、のこぎり、ナタ、剪定ばさみ、チェーンソー
 
 (2)注意:安全のため、複数の人が同じ木で作業しないこと
 
 (3)手順:
  (ア)チェーンソーで太い枝を切断する(補助者をつける)
  (イ)90センチのホダ木にするため、ハクボクで線を入れる
  (ウ)のこぎりで玉切りにする
  (エ)ナタとのこぎりで枝をはらう
  (オ)ナタの使い方
   ※持ち方:左手は親指を上にして枝を持つ、右手はナタの柄に小指をかける
   ※ふり方:遠心力を使って上から真っ直ぐに自分の体の右側を通り抜けるよ
    うに振り下ろす
   ※切り方:ナタを回さずに枝を回して切る、枝をナタの振り下ろす先に出し
    てあてる感じ
   ※注 意:周りに人がいないか常に確認しながら作業する
 
※このレポートは、可能な限り正確にお伝えしていきますが、参加者のメモ書きやノートを抜粋していますので、説明内容が不足していたり、語句や名称について、不正確な場合もありますので、予めご了承ください。

 
 

 
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